The Dells "Sing Dionne Warwicke's Greatest Hits"
「デルズがディオンヌ・ワーウィックのヒットを歌う」と題されているが、実態としては「デルズがバート・バカラック&ハル・ディビッド作品を歌う」が正確だろう。
Sing Dionne Warwicke's Greatest Hits The Dells (Cadet 50017)-1972-
まずは全曲を書き出しておこう。
1.I'll Never Fall In Love Again
2.Walk On By
3.This Guy's In Love With You
4.Raindrops Keep Fallin On My Head
5.I Just Don't Know What To Do With
6.Close To You
7.Trains & Boats & Planes
8.A House Is Not A Home
9.I Say A Little Prayer
10.Alfie
11.Wives & Lovers
ディオンヌ・ワーウィックのGreatest Hitsというには「サン・ホセへの道」がないというところでつまづく。
B.J.トーマスの4、カーペンターズの6など、(もしかしたらディオンヌも歌っているかもしれないが)バカラック&デイヴィッドの名曲集と言ったほうが素直だろう。
正直なところ、バカラック&デイヴィッド作品はsophisticateされた小粋なアレンジでヒットした曲が多く、デルズの重厚さとはイメージが合わない。
まっこうからデルズデルズしたものより、こんな風にオリジナルにすりよったもののほうが良いように思う。
Wives & Lovers / The Dells
上記の曲の邦題は「素晴らしき恋人たち」。資料によると最初に歌ったのはジャック・ジョーンズ(1964年)、ディオンヌ・ワーウィックも65年にとりあげてヒットさせている。
合わないものも含め、やはりデルズ。聴かせることは確か。
ビートルズ作品を歌ったインプレッションズのアルバムなどよりは、ずっと楽しめると思っている。
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