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【USBDG 008】 Tommy Hunt

Tommyhunt 憂いを帯びたノーザン・ソウル・シンガー、トミー・ハント。

※毎週末はUSBDG紹介です。USBDGについてはこちらをご参照ください

 前回のUSBDG特集のチャック・ジャクソンとはWANDレーベル・メイト。二人の間でバート・バカラックの曲を取り合った一悶着があったことは、その特集の次の日のトピックのおまけにあるので興味のある方はご覧いただきたい。

 さて、USBDGでは英国KENTが編集したLPが代表作として挙げられているが、それをさらに拡充したCDが同じくKENTから出ている。

The Biggest Man Tommy Hunt (KENT CDKEND 145)

 WANDだけでなく、その後のDynamo録音からも選ばれた29曲をたっぷり聴くことができる。

 チャック・ジャクソンが豪放なビッグ・ヴォイスだったのに対し、同じくタフなシンガーでありながら、どこかに憂いを秘めた声。ややフレーズの端がふらつくこともあるが、それがディープな雰囲気を出すときもある。

 ここではそんな彼の魅力が最高に発揮された曲をご紹介する。

Coming On Strong / Tommy Hunt

 このイターナルな響きはどうだ、と声を大にしたいDynamo録音。

 これN.Y.録音---なんでしょうね。僕にはシカゴの音に聞こえる。Twilightの音に似ている。

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Comments

Sugar Pie Guyさん、お世話になります。
U.S.BlackDiskGuideに取り上げられてるアルバムを紹介するのは大変ですね〜。
うちのWikiに入れるかどうかも非常に悩むところです。
一番良いのはU.S.BlackDiskGuideに取り上げられてるのをそのまま紹介されてる場合。
別の盤となるとそのアーティストのページとなりますね。
あと再発に伴ってジャケットデザインが変わるってのも困り者で....

やっと本題?
今回のTommy Hunt、
「USBDGでは英国KENTが編集したLPが代表作として挙げられているが、それをさらに拡充したCDが同じくKENTから出ている。」
という事ですから、全然問題ないじゃんと思ったんですが
ジャケットは鏡面反転(?)になってるんですね〜。
まぁ、これくらいならOKでしょう。

Posted by: ad (adhista) | September 09, 2009 05:37 AM

adさん、ご苦労をおかけします(笑)
僕はソウル後追い世代ですから、便利なリイシューやベストで聴いているものが多いです。
それにUSBDGそのものも、たとえばこのトミー・ハントのようにオリジナルではなくリイシューを選んでいることもあります。

画像とレコード番号だけ、USBDG記載のものとするという手もあるんですが、手近にあるレコード/CDを聴いてみてその感想を書くという、この「ソウル一日一枚」のそもそもの主旨がぶれてくるし(きちんとした評論を書いているわけじゃないです)

Posted by: Sugar Pie Guy | September 09, 2009 07:03 AM

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