William Howard "The Messenger Of Life & Love"
風格のあるおっさんだが、あのエボニーズで歌っていた人。といってもオリジナルのエボニーズじゃなくて2003年の再結成時に歌っていたお方。
その彼のソロ。4曲入りとボリュームは小さいが、その分まとまっている。
The Messenger Of Life & Love William "Smoke" Howard (Jay St.)-2009-
一聴して感じたのが、インディ・ソウル・シーンのサウンド作りは随分良くなったということ。
デジタル技術の発達に伴うDAWソフトウェアやシンセサイザーの充実、さらにシーンのなかでセンスが揉まれてきたということなのだろう。
いきなりサウンドの印象からはじまったというところで、筋立てがバレたかもしれないが、肝心の歌がもう一つ。
音程がふらついているし、リズムにも乗り切れていない。
ただジャケットに写る姿同様、声にも風格がある。復活エボニーズはだてではない。そのあたりを寛容できるかどうかがインディ・ソウルを聴くスタンスになる。
というわけで今日も一曲。
Say It / William "Smoke" Howard
曲もいいし雰囲気もいい。よれ気味の歌も味と思えないことはない。
「もっとソウルを ~ More Soul Music」という気持ちになれれば、これはこれで良いのだよ。
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