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James Taylor "In the Pocket"

Inmypocket 先回に続きジェイムス・テイラー。

 70年代シンガー・ソング・ライターの草分けであり、もっとも白人っぽい音のようだが、案外とブラック・ミュージックに近いところがある。

 昨年、今年とシリーズで出したカバー・アルバムでは多くのソウル名曲を取り上げている。

 初期では、マービン・ゲイの"How Sweet It Is"が知られているが、今日取り上げるアルバムにも秀逸なカバーが含まれている。

In The Pocket James Taylor -1976-

 ボビー・ウーマックの"Woman's Gotta Have It"。

 これの邦題がおもしろくて「女に必要なもの 」、う~ん、その和訳はないだろうと思う。

 ともあれまずは聴いていただこう。

Woman's Gotta Have It / James Taylor

 この曲については以前取り上げたこともあるが、近年のR&B界におけるカバー率が高い「ソウルの古典」。

 しかし黒人を含めたあらゆるカバーのなかで僕はこのジェイムス・テイラーのものが一番好きだ。本音を言えばボビー・ウーマックのオリジナルより気に入っている。

 いつもながらピュアなジェイムス・テイラーの声もいいが、バックの演奏がまた素晴らしい。

 いつ聴いても心が豊かになった気持ちになる。

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