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Dionne Warwick "Burt Bacharack Song Book"

Dionne_warwick_burt_bacharack_song_ 僕と同世代の音楽ファンならこのジャケットは絶対にご存じだと思う。

 1980年代前半、どの中古レコード屋の洋楽シングルのコーナーにもこいつが入っていた。名古屋地区だけかもしれないけれど。

 実際はシングルではなくEP盤。33回転で4曲入っている。

Burt Bacharack Song BookDionne Warwick (Scepter SUW-141-S)

 邦題はディオンヌ・ワーウィック バート・バカラックを歌う

 収録曲は次の4曲。

恋よ、さようなら (I'll Never Fall In Love Again)
サン・ホゼへの道 (Do You Know The way To San Jose)
プロミス・プロミス (Promises, Promises)
小さな願い (I Say A Little Prayer)

 あらためて言わずもがなだが、バート・バカラックの音楽には魔法がある。もし彼がいなかったら60~70年代のアメリカン・ポップスは随分と寂しいものになっていたろう。もちろんその魔法使いと共にあるディオンヌ・ワーウィックも音楽の魔女の一人だ。

 youtubeに素晴らしいステージがあった。消されないうちにご覧いただきたい。

 このEP盤の日本語解説を転載しておく。

 1960年はじめ、べン・E・キングがリード・ヴォ一カルの頃のザ・ドリフターズがニューヨークで「メキシカン・ディヴォース」を吹込む時、最初用意していたバック・コーラスの都合が悪くなってダメになった。
 そこでアポロ・シアターに出演していたグループ、ゴスペレアーズにバッキングをたのんだ。そのグループにディオンヌや、ディーディーやジュディの姉妹がいたんです。
 そのレコーディング・セッションにいあわせたのが、彼らの歌の売込みをしていたバカラックとデヴィッド。数日後にはバカラックのいたフェイマス・ミュージック出版社にディオンヌは呼はれていました。
 そこでデモ・レコードが彼女のイメージに合せて作られることとなり曲があたえられました。この曲「ドント・メイク・ミー・オーバー」は実際には、ディオンヌのデモ・レコードをきいたジェリー・バトラーによってレコーディングされました。
 その後二年間バカラックとデヴィッドによって、いかに彼女の才能を伸ばそうかとレッスンが続けられ、やっとセプターレコードのオーディションを受けさせたのです。
 自分の子供のレコードを出すためにレコード会社を作ったというセプターのフローレンス・グリーンバーグ女社長は、彼女の才能、魅力にホレこんで、長期専属契約をなしました。
 時は62年の夏,ディオンヌは21才。その年の11月「ドント・メイク・ミー・オーバー」でレコーディング・デビューとなったのです。そこで興味のあるのは、ディオンヌを大スターにした男、バカラックのことです。

 バート・バカラック、1928年5月12日、カンサス生れ(一説に30年英国生れ)、作曲者であり、指揮者であり、編曲者、ピアニスト、プロデューサー、そしてシンガーである、バカラックの音楽の特色は……。
 よくスライドするって言うのか、山あり谷ありの所を駈廻るって感じのものが多いのです。又リズムによって山や谷を作り上げたり転調によって起伏をだしたり、ともかくユニークな音づくりのソング・ライターなのです。とても現代的で、白人のアクの強さをうまくメロディーに託したという様なパターン、斬新なハーモニーも使えば、クールな面も顔を出すといった……その白人のアクとクールさがミックスされて、渋さか出たり、小粋な所があったり、ベテラン歌手でないと歌えないと言われる所があるのです。
 しかし歌い込まれると、バカラック・メロディが生き生きとして、現代の感覚にマッチしたサウンドとなってくるのです。ヒット・ソング・ライターとしては、ジャスプレイヤーによく取上けられます。いくらアレンジされても、その曲にはバカラックが残っているというあたり、これもバカラックの特色の一つでしょう。

ラジオ関西・制作部 井上正之助
 

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Comments

関西には今でもコロがってます。値段との見合いもあり、ハイファイ堂のセールでやっと購入しました。
ところでこの帯の裏側見ると、「Joe SimonがDionneと同格にビルボード誌などのヒットパレード欄に名を連ねている。」と書かれていますが、コレは意外。Joe Simonってもっとマイナーなアーティストかと思い込んでました。

Posted by: sugarfoot | November 14, 2009 at 04:49 PM

sugarfootさん

第一集は帯がないんですよ~。ただ盤質はいい。
第二集は帯付ですが、盤がチリチリ。
世の中うまくいかないものです。

Posted by: Sugar Pie Guy | November 15, 2009 at 09:53 AM

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