Robert Youngblood "Change Gonna Come"
と言って、誉めているわけじゃない。
正直なところ、かなりしょぼい。歌に力がない。
だからといって聴く価値なしと切り捨てられないところが、惚れた弱み。このしょぼさがスウィートなんだと言い聞かせてみる。
Change Gonna Come Robert Youngblood (On-Kord KON-5709)-2009-
このシンガーは、ポール・カイザー絡みの90年前後(年号を忘れた)のスマッシュ・ヒット、テリー・テイトの"Babies Having Babies"のライターだそうだ。
同曲は、さすがポール・カイザーならではのスウィート曲で話題になったが、すぐにこれはラブソングではなく、未成年の女の子の妊娠問題を追及した社会派ソングだということが判明し、ソウル・ファンの多くががっくりした(はずだ)。
その時の嫌なイメージが先行したというわけではなく、客観的に歌が弱い。シンガーとしては辛い。
しかし、バラードではなかなかの甘茶ムードがある。アルバム一枚はきついが、曲だけを取り上げれば、そのムードは悪くない。
というわけで一曲お届けする。
You're In Love Again / Robert Youngblood
なお、アルバム・タイトル曲"A Change Is Gonna Come"はサム・クックの同名曲とは別なオリジナル。ほっとした。
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