Rudy Ray Moore "This Ain't No White Christmas"
子供の頃は本当に楽しみだった。
もちろん親におもちゃを買ってもらえるから。
我が家はサンタクロースなんていう白人のデブの慈善家については口にもしなかった。おかげで僕は家に煙突がないとか、この靴下には入らないというような余計な心配はせず、おもちゃを買うのにもしっかり同行して選択権を行使していた。
すぐに正月。お年玉ももらうが、ここでもおもちゃを買ってもらう。
というわけで「クリスマスと正月が一度に来たような」というのが僕にとって最大の喜びの形容。
ところが、否応なしに立場が逆転する。いまいましいことに、僕の娘が僕にモノをねだるのだ。しかたなく自分が遊びたいおもちゃを無理矢理押しつけていたが、幸いなことにその娘も成人。
別ブログに書いたが、去年までは仕事でぐちゃぐちゃに忙しかったのだが、今年はそれもないので、こうなるとクリスマスは静かなもんですな。
よしこのレコードでも聴いてみよう。
This Ain't No White Christmas Rudy Ray Moore (KENT KST-005)
画像は面倒なのでCD版をネットから取った。原盤LPはこの写真のまわりに縁取りがあり、文字も写真にはかかっていない。
裏側にルディの直筆の挨拶が印刷されている。
"To All My Fans And Friends Everywhere,You've Made Me So Very Happy.
Here's Hoping You A Soulful Christmas And Cheerful New Year."
ルディ・レイ・ムーアのエロ・ジャケを集めていて、だいたいは揃った。このクリスマス・アルバムはちょっとエロ度が不足していて残念。
ただ実際に彼のレコードを聴いたことは一度もない。
黒人芸人のドギツイしゃべくりだと聞いて、どうせ意味もわからないしと恐れをなし袋から皿を取り出せないのだ。
今日は静かなクリスマス---黒い聖夜を祝うためにも針を落としてみるか。
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