【USBDG 022】 The Drifters
オールディーズのポピュラーヒット集ながら、ソウルの息吹が感じられるエバーグリーンな音源。
※毎週末はUSBDG紹介です。USBDGについてはこちらをご参照ください
The Drifters' Golden Hits The Drifters (Atlantic SD-8153)
50年代(中盤)のドリフターズとは全くの別グループ。 単なる同名グループではなく、クライド・マクファターがリードを取った実力グループとの契約を破棄(有り体に言えばクビ)して、ベン・E・キング以下のメンバーの別グループをスカウト、彼らにドリフターズを名乗らせた。
50年代ドリフターズにはアーシーな魅力を感じるが、スムースで甘い白人にも受け入れられる新生ドリフにもまた別な魅力がある。
USBDGではCDを奨めているが、オリジナルのLPに収録されているのは全12曲。そのすべてのタイトルをイラストつきで紹介するジャケットのデザインは素晴らしいものだ(厳密には一曲だけイラストがAtlanticマークになっているが)。
A-1.There Goes My Baby
-2.(If You Cry) True Love, True Love
-3.Dance With Me
-4.This Magic Moment
-5.Save The Last Dance For Me
-6.I Count The Tears
B-1.Some Kind Of Wonderful
-2.Up On The Roof
-3.On Broadway
-4.Under The Boardwalk
-5.I've Got Sand In My Shoes
-6.Saturday Night At The Movies
すべてがベン・Eのリードではなく、ソロとしてグループを離れた彼の後釜を幾人かのシンガーが埋めている。
それにしても唸るのはライターチーム。 ベンジャミン・ネルソン他(A-1)、ドク・ポーマス&モルト・シューマン(A-2、4、5、6)、ゲリー・ゴフィン&キャロル・キング(B-1、2)、バリーマン&シンシア・ウェル(B-6)、特にB-3はバリー・マン&シンシア・ウェルにレイバー&ストーラーも加わった豪華な布陣。 アルドン・ミュージックの全盛期がパッケージされた夢のヒット曲集となっている。
このアルバムを買ったのは高校を出た頃。どの曲も歌えるくらい聴いたものだが、今は殆どターンテーブルに乗らない。 ソウル・ミュージックとして聴いた場合、隔靴掻痒な部分があるからだが、オールディーズ・バット・グッディーズとして今日はゆっくりと聴き直そうっと。
Up On The Roof/ The Drifters
The comments to this entry are closed.
Comments