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Willie Clayton "Best Years Of My Life"

Willieclayton07 日本発Vividによる好選曲のコンピリイシュー。

 Will名義のポリドール盤を除けば、92年までののウィリー・クレイトンに関してはP-VineのCD版"Forever"とこのVivid版の二枚を入手するのが効率がいい。
 二枚はちょっと---というのであれば先に紹介したAbout Timeの"Open The Door"かな。

Best Years Of My Life Willie Clayton ()-1992-

 全14曲。
 カースティ録音、もしくは権利を持つ音源で、昨日取り上げた"Feels Like Love"からの3曲を含む。
 さらにCDとしてはこれでしか聴くことのできない曲もあり、とにかくこの当時からウィリーのCDはダブりが多く、よほど熱心にウィリーを追っている者以外には買い続けるのが苦しい。

01 Let Me Love You
02 A Woman Needs To Be Loved
03 I've Been Loving You Too Long
04 Show & Tell
05 Running In And Out(My Life)
06 Happy
07 We're Gettin' Careless With Our Love
08 Best Years Of My Life
09 Open The Door
10 How Do You Love Two
11 Show Me
12 In The Mood
13 Leavin' Me
14 I'll Take Care Of You

 1はこのCDが初出。お得意のタイロン節。女性コーラスを従え、ウィリーが気持ちよく歌う佳曲。

 2、CD"Open The Door"で既出のもの。タイロンとは同名異曲だが、タイロン調という不思議な関係。

 3はもちろんオーティス・レディングの大名曲のカバー。これが初出。正直なところオーティスのイメージが強すぎて、きれいになぞっただけという感が先立つ。

 4、ポリドール盤以降にKirstee 1007として出されたシングルだが、CD"Open The Door"で既出。アル・ウィルソンのカバー。

 5は85年のシングル(Kirstee RR-22)。LPでは英でリイシューされているがCDとなるのはこれがはじめて。素晴らしいバラードで、"So Tied Up"、"Tell Me"と並ぶ出来。共にジェネラル・クルックが絡んでいるが、この組み合わせは最高、最高、最高だ。

 6、これも85年のシングル(Big Citye B.C.-2424 ~Noyance 753としても同皿あり)。CDになるのはこれがはじめて。素晴らしいミディアム。タイロン調だが、それだけにとどまらない独自の世界を作り出している。注目すべきは中盤の口笛ソロ。ウィリーは口笛が達者で、21世紀になってからの録音では多様しているが、実はここで早くも披露しているのだ。

 7もポリドール盤後にカースティに戻ってのシングル(Kirstee 1011)、CDとなるのはこれが初出。ジョニー・テイラーのStax時代の曲だが、素晴らしいカバーとなっている。ウィリーが歌ったサザン・ソウルスタイルとしてはPawn以降最高の部類。

 8はこのCDのタイトル曲だが、英CD"Open The Door"既出。ジェネラル・クルックが絡んだ傑作。2009年最新作"LOVE, ROMANCE & RESPECT"でウィリー自らリメイクしている、ウィリーを語るうえでの重要曲でもある。

 9はもちろん英CDに収録済み(そのCDのタイトルでもある)。ダレル・バンクスの代表曲のカバー。

 10もポリドール後のカースティからのシングル(1018)。なんとブルース。90年代半ばからウィリーはブルースを積極的に取り上げるようになるが、これがその先駆け。珍しく、無理をしてがなって歌うところにウィリーのブルース解釈が伺えて興味深い。基本的にその解釈は僕の興味の範疇からはずれているが、この曲についてはそんなに嫌いではない。

 11、12、13と英CD"Open The Door"収録済み。

 14も10に続きブルース。ボビー・ブランドのカバー。O.V.ライトも歌っている。どうしてもその偉大な二人を頭に浮かべてしまうためウィリーのこれは軽く聞こえてしまう。

 以上、コンピリイシューゆえにアルバムとしてのまとまりはないが、5、6があるだけで絶対に買い。ほかにも1や7など、このCDが編まれた92年当時のモダンソウルの平均レベルを軽く超えているしね。

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Comments

こんばんは。Willie Claytonのレビューが続いているので、とても嬉しく読ませてもらっています。僕も勉強しながら、彼のCDを徐々に収集しています。「Never Too Late」「Call Me Mr.C」「No Getting Over Me」の順で買いました。評判の良い新譜も早めに購入したいと思っています。また、旧譜のお薦め盤のレビュー、楽しみにしています!

Posted by: Beau | January 09, 2010 at 10:24 PM

Beauさん

今月はウィリー・クレイトンでいきます。
たぶんオリジナルアルバムは全部持っているはずなので期待してください。

※ただし毎週末のUSBDG特集をはさみます

Posted by: Sugar Pie Guy | January 10, 2010 at 09:38 AM

僕も、USBDGは大好きなので、嬉しい限りです。それにしても、ウィリー・クレイトンのオリジナルアルバムを全部所有されているとは!熱狂的なソウル・ファンなんですね!

Posted by: Beau | January 10, 2010 at 09:19 PM

Beauさん

熱狂的---なのかなぁ。自分でもわかんない。

ソウルの本当のマニアと比べれば、まったくハンチク。
ただ一般健常者から見れば、狂っていると言われてもしかたないかなぁ。

通院治療でなんとかなる程度だと思う。
すごいマニアの人は拘束着つけて隔離しなくちゃいけない(そんな人を何人も知っています)。

Posted by: Sugar Pie Guy | January 11, 2010 at 12:13 PM

↑追記

ソウル異常者は稀に根治することもあるが、一般に治癒する可能性は低い。
特に40歳を超えても状態改善の見られない場合は根治は期待できず、下記の対処治療に頼るしかない。

レコード/CD及び、ソウル関係の情報を与え続けることで一定レベルの社会生活を営むことができる。

ただし病気に対する家族の深い理解が必要であり、治療には高額を要する場合もある。
現在は残念ながら保険適応外であり、一刻も早い国の対応が求めれる。

Posted by: Sugar Pie Guy | January 11, 2010 at 12:18 PM

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