Willie Clayton "Soul & Blues"
しかし内容はむしろ良くほっとする。
Soul & Blues Willie Clayton (Malaco MCD 7534)-2008-
01 I Feel a Cheatin' Coming on
02 Strong Love
03 Body Talk
04 Triple Diamond Slot Machine
05 All Day Blues
06 Sweet Thing
07 Another Man's Gain
08 It Hurts So Much
09 I Can't Stand the Rain
10 Do What I Gotta Do
11 Your Body (Remix)
1はウィリー自作のオリジナルだが、曲調がジョージ・ジャクソンが書いた"Cheatin' In The Next Room"(Z.Z.ヒル、オーティス・クレイ他名唱多し)にそっくり。曲名に"Cheatin'"を使っているし意識してやっているのだろう。
このところお得意の懐古ソウルでもあり、メロウな曲調のなかにミリー・ジャクソン、マーヴィン・シーズ、アル・グリーンなどの名を歌いこむ。
2、先の曲からの流れもいい、お得意のミディアム曲。軽く歌うがいい感じ。
3、今回もロナルド・アイズレーに挑んでます。曲もR.ケリーが提供したアイズレー風なのが笑える。
4でようやくブルース。いやウィリーのブルースが聴きたいわけじゃないけれど、アルバム・タイトルがこうである以上、いつかは出てこないとね。
5はスロー・ブルース。中途半端にリズムがあるものよりスローのほうがまだ聴ける。
6は少しアル・グリーン調のミディアム・スロー。ブルースも終わったことだし悪くはない。
7、タイロン調。いつもよりさらにタイロンっぽさを強調した歌いかた。
8はどこか"When Something Is Wrong With My Baby"に似たサザン・ソウル・バラード。
9、前曲の流れ(?)か、アン・ピープルズのカバー。ちょっとファンキーにアレンジしている。
10、ファンキーな重さを持ったミディアム・スロー。オルガンの音もクールでなかなか聴かせるが、曲の魅力がいまひとつ。
11、3曲めのロニー・アイズレー調のリミックス。女性をフューチャーして、こっちのほうがエロ度が高い。
以上、11曲。アルバム・タイトルにブルースとあり心配したが、途中二曲だけですんだ。
今回もEndzoneが製作(シカゴ録音も数曲ある)、しかしMalacoで売る限りブルースは求められる。
やはりEndzone単体でリリースしたほうがいい---って、いよいよ次回紹介は最新作。知っているから言えるんだけれど(笑)
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