2010年最高作 Daxwood Soul II New Old School
インディソウル部門で本年度No.1。いや僕の好みから言えばインディという枠を超えて、今年の一枚。
そもそも僕はインディソウルがそんなに好きじゃない、という点を考慮いただきたい。
※ただしRoi Anthonyをまだ聴いていない。Roiが一番の座を乗っ取ることはあり得る
Daxwood Soul II New Old School various Downwood no number)-2010-
先週、竹内まりやのライブを観に大阪へ行った夜、心斎橋のソウルバーTracksで買ったCD。
知る人ぞ知る、このTracksさんはTRレコードの店名でインディソウルをネット販売している。
驚いたのはずらりとカウンターに並べてくれたCDの殆どが知らないものだったこと。ネット、専門誌、ディスクユニオンなどで注目作品の顔くらいは見ているはずなのだが---
その山の中から特にお奨めされたのがこれ。
全15アーティストのコンピレーション。
ところが、誰一人として知らない。
1.Angel In Disguise / Xxception To The Rule
2.Ready To Love / Desmond Humphrey
3.So High / Soul Mello/Lee Blake
4.Slam / Cobra Heart Band
5.Girl It's Not Over / Buddy Mcleod And II Reel/Stanley Thompson
6.Come Go With Me / The Genius/Wanda Harris Tiller
7.You're A Mystery / Doyle Wood/The Cobra Heart Band
8.Force Field / Pete Everett
9.Let Me Hold You Tight / Cobra Heart Band
10.Sending You This Letter / 45 RPM Chicks
11.Anything Worth Having / The Genius/Stanley Thompson
12.Special Treasure / Reggie Codrington/Katie Goulet
13.A Mothers Love / Buddy Mcleod And II Reel/Melanie Burke/Christopher Lakeith
14.Simple Man / Christopher Lakeith
15.Lady In Red / Signature Series
この見知らぬ15組。いずれも素晴らしい。インディソウルの平均以上。
また全体を通してサウンドの統一感がある。
スタッフのクレジットを見るとマイケル・ストークスや、Pファンク関連の名がある。
おそらく、確固たるサウンドの指針があり、それに基づいてミュージシャンが歌っているのだろう。枠組みがしっかりとしたソウルだから、歌いぶりも純度の高いソウルになるということじゃないだろうか。
このなかから一曲選ぶとしたら14番目のChristopher Lakeith。ソロ・シンガーだと思うがコーラス・グループ仕立てになっている。途中語りも入りスウィートソウルファンはメロメロ。いやこの歌はディープの粋にまで達している。
この先、一般にも流通しはじめるかもしれないが予断は許されない。
ソウル・ファンは僕に騙されたつもりで急いで入手すべし。
※注:現在Amazonではダウンロード販売のみ取り扱っている
一歩間違えれば激レア盤になるかもしれない。4桁のプレミアム価格がついても驚かない内容だと再度強調しておく。
いやぁそれにしてもソウルシンガーの層はいまだに厚い。こんなに歌える人たちがまだまだいるのだ。
The comments to this entry are closed.
Comments
なんだか「おいしそう」なアルバムですね。
Amazonでも販売している様子。でも現在は
「一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。」
この「前作」も気になります。
Posted by: あるだん | January 07, 2011 03:52 PM
あるだんさん
こんど聴いていただきます。楽しみにお待ちください。
「前作」はこれほど良くないとTRレコードの店長が言っていました。
Posted by: Sugar Pie Guy | January 07, 2011 04:09 PM