Dynasty "Out Of Cotrol"
レオン・シルバーズIIIがメンバー脱退、音作りにも参加していない。そのうえ80年代末期ということで、ニュージャックしている。
Out Of Cotrol Dynasty (Solar D1-72559)-1988-
メンバーは3人。Nidra Beard SylversとKevin Spencerの2人にWilliam Shelbyという人が加わった。前作から言えばレオン・シルバーズIIIのほか、 リンダ・キャリアが抜けている。
全8曲の殆どがニュージャック・スウィング(以降NJSと表記)で、僕はNJSの批評眼がないので良いも悪いも判断できない。あくまで僕の好みということで全曲紹介。
SideA
1. Don't Waste My Time
2. OUT Of Control
3. Way Out
4. Give Your Love To Me
SideB
5. Tell Me (Do U Want My Love)
6. One Girl
7. Cherry Red Bikini (5:01)
8. Tuff Love
1からNJSダンス曲。コーラスはなかなか。
2も同様。ただコンピュータ打ち込みではないので、案外と(僕でも)聞くことができる。途中のロック風のギターソロは辛いが。
3はNJSが薄れている。ドラムの響き、シンセの色どりなどSolar=レオン・シルバーズっぽくて嬉しい。楽しいアッパーで要所のコーラスも効いていて、これがベストトラックだろう。
4でNJSに戻る。僕にとってはナニガオモシロイカワカラナイ。すいません。
B面に裏返して5曲目、Solar風NJSといった趣きの変わったサウンド。気になるところはあるものの、曲そのものの魅力が少ないように思う。
6は唯一のLA=ベイビーフェイスのプロデュース曲。テンポを落としムードはあるが、やはり曲が惜しいところでいまひとつ。
7~8、特におもしろみが感じられない。
以上、一曲一曲聴いていくと3の"Way Out"しかひっかからない。
ただ、全体として丁寧にしっかり作られている。歌も悪くない。この時代の音が好きな方には、アルバム一枚を流し聴くにはよいかもしれない。
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